目的と目標は異なるものです。
では、夢は?
僕は『夢=目的』だと考えています。
夢はありますか?
つまり、自分の人生に目的がありますか?
誰のために、なんのために生きているのか?
夢とかないよ。
現実を生きていくだけで精一杯だし。
夢とか子供じゃないんだから。
夢とかそんな甘いこと言うんじゃないよ。
小学生のときに見ていた夢、中学、高校生で変わっていった夢、大学生のとき現実的に大人に近づいてきて、夢から変わっていったとりあえずの目標。
そうやって、夢は寝て見るものに変わっていった僕も含めた大人たち。
でも、夢は寝て見るものではなく、叶えるものです。
そして、夢を持つことは目的を持って自分の人生を歩んでいくことだと僕は思います。
では、夢がないという人はどうやって夢を見つければいいのでしょうか?
『夢300書けますか?』
夢と言えば少し重く感じてしまいますが、欲しいもの、行きたいところ、取りたい資格、なりたいもの、したいこと...何でも良いので書いてみて下さい。
この300を出すのにこれといったルールはありません。ただ現時点でそれが叶う叶わないなどは考えないで下さい。今の現状を考えないで下さい。自由気ままに子供の頃のように考えてみて下さい。
しかし、夢を持っていない、夢を叶えていない人の脳みそ(考え方)では300を出すのは難しいんです。理由は脳みそ(考え方)が硬いから。
簡単に300が書ける人は、脳みそ(考え方)が柔らかい人でしょう。
例えば、『世界遺産を観に行きたい』というまだ叶えていないけど、計画さえ立てれば叶えられそうな夢があったとします。しかし、こう書いてしまう方の脳みそ(考え方)ではなかなか300はでません。脳みそ(考え方)が柔らかい人は、『マチュピチュを観に行く』、『アンコールワットを観に行く』という風に書くのです。同じ世界遺産ですが、具体的に表現することで『世界遺産を観に行く』という一つの夢が、2013年の段階で981個の夢になるのです。この時点で300を余裕で超えています。
こうやって僕も夢300を書きました。
もちろん、書ける人は300と言わず、400でも500でも書けるだけ書いて下さい。
書き上げた夢に対して、例えばそれが時間とお金が掛かるものとしても、今の仕事を頑張っていればいつかは叶うだろうというものと、今のままでは絶対叶わないものに分けることです。
それがお金とは無縁のものであっても、今のままの自分で叶うのか、今の自分の状況を鑑みて叶うのか、叶わないのかで分けてみることです。
いつかは叶うというものであれば、僕は自分の夢にはならない、人生の目的にはならないと思っています。
『今のままでは絶対叶わないもの』、これが僕にとっては人生の目的として、夢として設定できるものだと考えています。
そして、その夢に期限をつけて下さい。期限のない夢は願望でしかありません。
『期限のついた夢』 = 『人生の目的』となるにはやはり、その夢が絶対譲れないものである必要があります。
その譲れない夢を叶えるために一つ一つのステップをクリアする必要があります。
この一つ一つのステップをクリアするために目標設定をしていくのです。
ただし、目標設定にはパスワードがあります。
このパスワードを間違えると目標を達成することが難しくなります。
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目標設定の手順(パスワード)
① 目標表明(コミットメント)
目標を定め、周囲に宣言する
② 利益、もしくは避けられ得る損失
目標が達成できたときの利益や、それによって避けられる損失を書き出す
※ワクワクできるかが大切
③ 問題、障害
目標を達成するために起こりえる問題点、障害を書き出す
※これらが解決できたら目標達成できるか
④ 自分なりに考えられる解決策
問題点、障害に対する解決策を自分なりに考える
※解決策が見つからなければ空白でよい
⑤ 行動計画
達成するための具体的な行動計画を立てる
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但し、この目標設定で実行する③、④に関しては自己対話が必要です。
しっかりと自己対話しないとほんとの問題点、そしてその解決策が見つかりません。
例えば、
【問題】見込み客が少ない
という問題点に対して、
【解決策】出会いの場を広げて、1日新規2名をリストアップ
という解決策を立てたとします。
ほんとにこれで問題が解決できるのか?
今までも同じようなことをやってなかったか?
そうではなく、これらができないことが問題ではないのか?
心の奥底に眠る問題点を導き出すためには何度でも何度でも自分との対話が必要です。
その究極の問題点は『メンタル面』か『物理面』に分けて考えてみて下さい。
夢と目的、そしてそれを叶えるための目標設定の手順をお伝えさせて頂きました。
僕なりの考え方ですが。