こんばんは。
ケイイチです。
博多の3大祭りをご存知ですか?
正解は『どんたく』『山笠』『放生会(ほうじょうや)』ですね。
ちょうど今、その中の『放生会』が開催されていますね。
9月12日から18日の7日間の開催です。
場所は、筥崎宮から参道を介して国道3号線と交わる辺りまでで、いろんな出店が出ています。
参道に隣接しているグラウンドには、昔から「お化け屋敷」や「見世物小屋」が並んでいます。
出店やお化け屋敷などを楽しむのが本来の目的ではありません。
放生会は、以下のような意味があるお祭りです。
春の博多どんたく・夏の博多祇園山笠とならび博多三大祭りに数えられる筥崎宮放生会は「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」お祭りです。その起源は「合戦の間多く殺生すよろしく放生会を修すべし」という御神託によるもので、千年以上続く最も重要な神事です。また、一年おきに福岡市無形民俗文化財指定の御神幸(御神輿行列)が行われ、七日間の期間中は参道一帯に数百軒の露店が立ち並ぶ、九州随一の秋祭りです。
これは、筥崎宮のホームページから出典させて頂いた引用です。
筥崎宮が目と鼻の先である我がふるさと。
僕は、小学生の頃この放生会だけは、1日たりとも行かなかった日はありません。
毎日学校が終わったら放生会に繰り出してました。
というのも、親戚が僕が物心つく以前から同じ場所で「かに釣り」のテントを出していたので、いつ行っても放生会が行われる会場に拠点があったため、
学校が終わったら、そこに集合。
夜ご飯もそこで食べるし、「かに釣り」を手伝いながら、お客さんが少なくなった時を見計らって、お化け屋敷、見世物小屋と遊びまわっていたものでした。
それは中学校卒業まで続きました^^;
博多を代表する3大祭りの中でも僕は、『放生会』が一番好きです。
高校生、大学生になると少し足が遠のきましたが、社会人になって上京したりするとこのお祭りがまた懐かしくなったりもしました。
なんせ、そこに行けば知った顔がたくさんあるからです。
中学校を卒業して疎遠になっていた友達とも、昨日も会ってたかのように話しを始めることができるし、
元気だったのかも分からない友達の消息もこの時ばかりははっきりしたり^^;
とにかく、放生会は僕にとっては大切なものでした。
『放生会』には「雨の放生会」というような格言のようなものがあります。
季節柄、台風が多い時に開催されるので、開催期間中に雨が降らないことがないとまで言われています。
そして、今年も終盤の3連休が台風で雨の予想^^;
お客さんの出足も鈍くなり、一番の稼ぎどきに稼げないという事態に陥りそうです。
「かに釣り」は数年前から、僕らの世代に代替わりしています。
僕の同じ年の親戚が親から継いで、この放生会の期間中、ずっと「かに釣り」のテントで祭りを盛り上げています。
今年も、去年と変わらず、そして来年も、そのまた次の年も、ずっと変わらず、そこに「かに釣り」のテントはあるでしょう。
このブログを見てくださっているあなたが、いつかこの「かに釣り」のテントにお越しいただけることを切に願っています。